荒牧小百合(洗足学園音楽大学/聖徳大学講師)
はじめに:教育における「多様性」のコストとアポリア
「誰一人取り残さない」というスローガンは、教育現場において美しく響くが、同時に現場の教師たちに重い沈黙を強いる言葉でもある。今日、学校における多様性(ダイバーシティ)の重要性が叫ばれない日はない。しかし、あえて言わねばならない。多様性は「しんどい」のである。そして、多様性の包摂には莫大なコストがかかる。
荒牧小百合(洗足学園音楽大学/聖徳大学講師)
「誰一人取り残さない」というスローガンは、教育現場において美しく響くが、同時に現場の教師たちに重い沈黙を強いる言葉でもある。今日、学校における多様性(ダイバーシティ)の重要性が叫ばれない日はない。しかし、あえて言わねばならない。多様性は「しんどい」のである。そして、多様性の包摂には莫大なコストがかかる。